ファンデーション形状毎のカバー力
ファンデーションの形状を知って、塗り分けていく時代に
ファンデーションの形状毎に、カバー力が定義されるほど、明確な違いが無くなってきています。
カバー力のないと言われたパウダーファンデは、より粒子が細かく、光の反射作用で薄いシミなどを綺麗に隠せるようになりました。
形状の欠点を補う、下地やコンシーラーなど、ファンデーションの種類が増えましたので、組み合わせることで、よりしっかりと隠す方法が雑誌でしきりと紹介されています。
形状の違いは肌負担を考える時気になるようです。
ただ、カバー力より安全性を重視する方は、パウダーより不純物の少ないミネラルファンデを選んでいます。
ミネラルファンデのカバー力不足を補うために、下地などを加えることで、年々綺麗な肌が作れるようになってきています。
とはいっても形状的には、液体で均一に伸ばすことができるリキッドファンデやクリームファンデが、優位なのは明白です。
より悩みが深い濃いシミやしわ等に関しては、部分補正を行えるコンシーラーに役目を任せばOKです。
言い方が変ですが、分かりやすく書いてしまうと、顔を、部位毎に、トラブル毎に、悩み毎分けて考えます。
トラブルに合う形状のファンデーションを、絵具のように塗り分けていくイメージとなります。(表現は変で、すみません。)
メイクをより楽しむためには、形状の種類、違い、特性を知っておかなければ、お店でファンデーションもおちおち、買えない時代に入りました。
今使われているファンデーションのアイテムを、下記に紹介します。
コントロールカラー
素肌の色調整をしてくれるコントロールカラーは、赤味、くま、ニキビ痕、そばかす、くすみと言ったコンプレックスを隠すだけでなく、小顔、顔の立体感まで補整できるように色味が豊富にあります。
肌色を補整したり、ファンデのノリを良くしたりするだけでなく、ラメやパール入りのものもあります。より透明肌にツヤ肌にと望む女性の願いを叶えてくれています。
コントロールカラーの形状は、クリームタイプ、リキッドタイプ、ステックタイプ、パウダータイプと分かれています。
カバーをしたい肌悩み、好みの肌質、顔の骨格の見た目変化を狙うといった用途に応じて、得意不得意が分かれてきます。
複数のコントロールカラーを組み合わせて、なりたい顔にしているメイクスペシャリストもいるみたいですよ。
ミネラルファンデーション
天然ミネラルだけのサラサラの粉状のものです。
ニキビなどのトラブルに悩む女性のために、肌に悪いものを一切含まないで、肌に負担をかけない、ファンデとして開発されました。
化粧持ちやカバー力は、最初っから他の形状と競っていません。
ニキビや肌荒れ、アトピーなどの悩みを抱えた方には、肌に優しく嬉しいメイクとなります。
トラブルを抱えていない肌でも、形状が粉であるためにつけ心地が軽いことが、人気となっています。
油分を含んでいないので、界面活性剤もなし、クレンジングも不要、例え洗い流さず寝たとしても肌に害を及ぼさないとまで言われているファンデです。
パウダーファンデーション
ミネラルファンデに含まれるミネラルに加え、顔料、ワックス、石油系界面活性剤、防腐剤などを加えてコーティングしています。
これらの加工を施して、肌馴染みの良さや肌への密着度や、化粧持ちを長持ちさせて、メイクの幅を広げています。
さらに、持ち運びを良くするために、圧縮して固めています。
スポンジや筆などでこすりながら、パウダーを絡め取って、肌につけていきます。
粉の形状や、配合している成分よって、マットなふんわりとした肌を作ることができますが、シミや毛穴などの凸凹をカバー力は無いとされてきていました。
今では、パウダーファンデであっても、徐々にカバー力のあるものが増えています。
パウダーファンデーションに水分量の多い、エマルジョンタイプのファンデは、リキッドのような透明感、瑞々しさを実感できるようになっています。
ルースパウダー(粉状の仕上げ用ファンデ)
ファンデを塗り終えた後の仕上げ用のパウダーで、皮脂や汗を吸着してメイク崩れを防ぐ役割のファンデです。
パウダーファンデより粒子が細かく、Tゾーンや鼻の周りに馴染ませることで、細かな粒子が肌の凸凹を目立たなくさせます。
ただ、カバー力はそれほど強くはなく、透明感や肌の質感をアップさせる程度と考えてください。
保湿成分やUVカット成分も配合しているものがあり、仕上げ用でありながら多機能な粉となります。
別名、フィニシングパウダーとも言われています。
プレストパウダー(固形の仕上げ用ファンデ)
ルースパウダーを押し固めた、固形型仕上げ用ファンデです。
ルースパウダーだと粉が飛びやすいために、外出先でつけるのがはばかられる時などは、便利です。
ルースパウダーとプレスとパウダーの違いで、機能的には明確な定義はありませんので、各社のものを試した後、好みで決めて良いかと思います。
粉の形状が、細かいとか、弾力感があるとかといったつけ心地、肌のツヤ感やマット感などを比較していくと、面白いかと思います。
リキッドファンデーション
パウダーファンデーションの油性成分を、液状のものにしています。
顔料の粒子に多くの油性成分を含ませていますので、伸びが良く、均一に肌色を補整することが可能です。
液体の形状であることから、みずみすしい薄肌を作ることが可能です。
薄付きで肌の密着力が高いために、多くの人が利用してきています。
リキッドファンデは、BBクリームやCCクリームなどに分かれていきますが、その違いはこちらで記載します。
クリームファンデーション
リキッドより粘性が強い、まさにクリームのような形状です。
カバー力は特に優れていて均一な肌、特にツヤ肌を作ることができます。
乾燥肌で保湿力に自信がない方は、クリームファンデーションの水分でツヤや透明感を、アップさせることができます。
ただ、テカリやすいために、ルースパウダーやプレスとパウダーで補整することで、テカリを防止させたり、マット感をだしたり工夫も必要になります。
コンシーラー
肌の凸凹補整や毛穴、色ムラ補整、しみやシワを目立たなくするために使われていて、部分ファンデーションと考えていいでしょう。
形状はクレヨンぽい固形のものから、クリームタイプ、リキッドタイプに分かれています。
肌質や悩みに毎に、コンシーラーを分けて有効に使います。
コンシーラーを使うことでファンデーションの厚塗りを避け、肌負担を軽減することが目的になります。
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