UVファンデーションで使われているUV成分
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤
紫外線が及ぼす影響が、美容だけに留まらず、癌や白内障などの原因となることがわかり、紫外線対策は今や当たり前になりつつあります。
毎日メイクを行う女性の場合、UV対策を施されているファンデーションや下地を使用している場合が多いので、単品で日焼け止めを買う方は少ないですね。
UVファンデーションにも、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤が入っています。
日焼け止めクリームに配合されている成分も、同様です。
紫外線吸収剤の仕組み
紫外線吸収剤は比較的嫌煙される方が多いようです。
とはいっても、紫外線吸収剤の日焼け止め効果は、散乱剤よりも高く、紫外線が強い季節での使用も期待されているのです。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して赤外線や熱に変えて、肌に紫外線が届かないようにしています。
肌の弱い方は、この化学反応に負担がかかり、アレルギー等の皮膚障害を起こすといわれています。
このような肌への影響を防ぐために、紫外線吸収剤をカプセル化し、直接肌に触れないようにという研究が行われてきました。
肌に優しい紫外線吸収剤も、次々に登場しています。
紫外線吸収剤の成分は複数あり、発がん性のあるものから、あまり影響を与えないものと様々です。
紫外線吸収剤だからというだけで、直ぐに危ないと決めつけられなくなってきています。
肌への影響に対する、エビデンスをしっかりと提示しているコスメに対しては、読んでみると安全が確認できます。
最終的には、自分にあった物を選ベは良いのです。
紫外線吸収剤の主な成分は、以下のとおりです。
- パラメトキシケイ皮酸2エチルヘキシル(オクチル)
吸収する波長はUVBで、最もポピュラーな紫外線吸収剤。 - パラジメチルアミノ安息香酸2エチルヘキシル(オクチル)
吸収する波長はUVB。
紫外線吸収力が強く、よく溶けるので、1990年頃まで、世界中で最も多く使われていたが、発ガン性物質ができる可能性がアメリカで報告され、最近は使用量が減少。 - オキシベンゾン(ベンゾフェノン3)
吸収する波長は、UVB UVA。
UVBからUVAまで広く吸収する性質を持っているが、吸収力はあまり強くないため、色素の退色防止目的で配合されることも多い。 - サリチル酸2エチルヘキシル(オクチル)
吸収する波長は、UVB。
液状 紫外線の吸収力は強くないが、他の紫外線吸収剤と組み合わせて、相乗効果を目的として配合されることがある。 - 4-tert-ブチル-4-メトキシ-ベンゾイルメタン
吸収する波長は、UVA。
UVAの吸収剤として強い吸収力を持つが、溶解性が悪く、アメリカではOTCの紫外線吸収剤として認可されていない。
紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は、パウダリ―ファンデーションやミネラルファンデーションにもともと含まれている成分であることが多く、肌に優しいとされています。
紫外線散乱剤は、主に粉体(パウダー)で、肌の表面で受けた紫外線を物理的に乱反射させて、紫外線が肌の内部へ侵入するのを防ぎます。
成分が金属で分子が大きいために、紫外線散乱剤が、肌の内部へと入り込む心配がなく、自然界に昔からあるものなので安心感が違います。
紫外線散乱剤の主な成分は、以下のとおりです。
- 酸化チタン
付着性に優れるため、白色顔料として化粧品に広く使用されている。 - 酸化亜鉛
収斂作用、消炎作用、弱い防腐作用がある。
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